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「終わりの感覚」ジュリアン・バーンズ (新潮社)

高校時代の仲間たちとの学校生活,大学に入ってから知りあった女性とその家族,その女性は高校時代の仲間の一人と交際をはじめるが男性は自殺,主人公は別の女性と結婚,一人娘を授かるが離婚,今は六十代半ばにして悠々自適の生活を送っている。

そこに,別れた女性の母親からの,自殺した友人の日記と500ポンドを託すという手紙が主人公に届く。

その手紙をきっかけに主人公は過去の記憶を巡る旅に出る。

本書は記憶をテーマにした,みずみずしい感覚溢れる物語で楽しめた。

この小説の中で印象深いのは次の一節。

記憶は飛行機事故を記憶するブラックボックスのようなものだ。
墜落がなければテープは自動消去される。
何かがあって初めて詳細な記憶が残り,何事もなければ,人生の旅路の記録はずっと曖昧なものになる。


終わりの感覚

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