面白かった。
ウィスコンシンの片田舎で起きた老夫婦の惨殺事件,一方,隣の州のミネソタ州ミネアポリスでPCゲームを正確に模した連続殺人事件が発生。
果たしてこの二つの事件は関係するのか,という謎も面白いが,何をおいても個性的な登場人物が楽しく,600頁の大部な作品であるが一気に読むことが出来た。
このミネアポリス市警のマゴッツィとジーノの中心とした物語はシリーズ化され,アメリカでは四作目まで刊行されており,日本でも第2作が「沈黙の虫たち」第3作が「闇に浮かぶ牛」第4作が「埋葬」というタイトルで翻訳されている。
2作目以降の作品も読んでみたい。