「ラスト・アメリカン・ヒーロー」ハワード・サイナー編 (東京書籍)
アメリカのスポーツコラムを集めた本である。
小説ではフィリプ・ロスの「素晴らしきアメリカ野球」をはじめ多くの本があり,推理小説でも野球界を舞台にしたものも結構あるので,野球に関するコラムが多いと思いきや,ボクシングに関するコラムが一番多かった。
ノーマン・メイラーの「エゴ」はさすが小説家が書いたコラムだなと感心するし,ゲイ・タリーズのフロイド・パターソンに関するコラム「敗者」,トム・ウルフのカーレースに関するコラム「ラスト・アメリカン・ヒーロー」等,ノンフィクション作家のコラムが素晴らしかった。
一番感動したのは,アメリカのアイスホッケイチームが1980年にレークプラシッドで開催されたオリンピックで優勝したときの模様を書いたフランク・ドルソンの「報道席からの声援」で,読んでいて胸が熱くなった。
観戦者としての確かな視点を持ってスポーツを観戦したい。

小説ではフィリプ・ロスの「素晴らしきアメリカ野球」をはじめ多くの本があり,推理小説でも野球界を舞台にしたものも結構あるので,野球に関するコラムが多いと思いきや,ボクシングに関するコラムが一番多かった。
ノーマン・メイラーの「エゴ」はさすが小説家が書いたコラムだなと感心するし,ゲイ・タリーズのフロイド・パターソンに関するコラム「敗者」,トム・ウルフのカーレースに関するコラム「ラスト・アメリカン・ヒーロー」等,ノンフィクション作家のコラムが素晴らしかった。
一番感動したのは,アメリカのアイスホッケイチームが1980年にレークプラシッドで開催されたオリンピックで優勝したときの模様を書いたフランク・ドルソンの「報道席からの声援」で,読んでいて胸が熱くなった。
観戦者としての確かな視点を持ってスポーツを観戦したい。
