カフェでジャズを聴きながら

Carmell Jones「Jay Hawk Talk」



Carmell Jones (カーメル・ジョーンズ) は，1936年カンサスシティ生まれ。

アメリカでの活躍は1961年から1965年にかけてと短く，知名度は低い。

1965年から15年間ドイツに住み，1980年に帰国。

Horace Silver (ホレス・シルヴァー) の名アルバム「Song For My Father」に参加している。

他に，Booker Ervin (ブッカー・アーヴィン)，Bud Shank (バド・シャンク)，Harold Land (ハロルド・ランド) らのアルバムにも参加。

彼の演奏スタイルは Clifford Brown (クリフォード・ブラウン) の影響を受けた正統派。

1996年死去。

本アルバムは，1965年5月8日録音。

屈託のないブリリアントで明るいカーメル・ジョーンズのトランペットは，聴いていて気持ちが良い。

#2ではスローテンポながら味わいのあるソロを披露する。

Jimmy Heath (ジミー・ヒース) のテナーサックスも，派手さはないが堅実な演奏を繰り広げる。

ピアノの Barry Harris (バリー・ハリス) は，持ち味であるブルージーでスインギーなピアノソロを聴かせてくれる。
#2と#4がフェードアウトするのはいただけない。

ここで試聴できる。

Carmell Jones (tp)
Jimmy Heath (ts) #1,3-6
Barry Harris (p)
George Tucker (b)
Roger Humphries (ds)

#01 Jay Hwak Talk
#02 Willow Weep For Me
#03 What Is This Thing Called Love
#04 Just In Time
#05 Dance Of The Night Child
#06 Beepdurple

May/8/1965 (Prestige)

#01-ミディアムテンポの演奏。トランペットソロ，テナーサックスソロ，ピアノソロあり。
#02-スローテンポの演奏。トランペットソロ，ピアノソロが入る。フェードアウト。
#03-ドラムのイントロで始まるアップテンポの演奏。テナーサックスソロ，トランペットソロ，ピアノソロ，ドラムソロがある。フェードアウト。
#04-アップテンポの演奏。テナーサックスソロ，トランペットソロ，ピアノソロが入る。
#05-ミディアムテンポの演奏。ピアノソロ，トランペットソロ，テナーサックスソロ，ベースソロがある。
#06-アップテンポの演奏。トランペットソロ，テナーサックスソロ，ピアノソロ，ベースソロが入る。