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この人,この1枚 −第37回−

Kenny Drew「Talkin' And Walkin'」



Kenny Drew (ケニー・ドリュー) は,1928年ニューヨーク生まれ。

1950年代にはCharles Parker (チャーリー・パーカー) や Milt Jackson (ミルト・ジャクソン) などと共演。

1961年パリに渡り,1964年からデンマークのコペンハーゲンに活動の拠点を移す。

デンマークのベーシストである Nieles-Henning Ørster Pedersen (ニールス-ヘニング・オルステッド・ペデルセン) と生涯のパートナーとなる。

同じく,コペンハーゲンに渡ってきた Dexter Gordon (デクスター・ゴードン) とも共演する。

スティープル・チェイス・レーベルに,リーダーとして,また,サイドメンとして多くの作品を残す。

1993年死去。

本アルバムの,#1〜9は1955年12月の録音。

ケニー・ドリューのピアノ,Leroy Vinnegar (リロイ・ヴィネガー) のベース,Lawrence Marable (ローレンス・マラブル) のドラムに,Joe Maini (ジョー・マイニ) のアルトサックス,もしくは,テナーサックスが加わったカルテットによる演奏。

#10〜12は1955年11月18日の録音で,上記メンバーに加えて,Jack Sheldon (ジャック・シェルドン) のトランペットが加わったクインテットの演奏である。

LPではカルテットによる演奏のみが収録されていたが,CDになって3曲のクインテットによる演奏がプラスされた。

ケニー・ドリューのブルージーなピアノ,リロイ・ヴィネガーのウオーキングベースが聴きものである。

ジョー・マイニはテナーサックスよりも,#5や#7でのアルトサックスによるソロがいい味を出している。

トランペットが加わったクインテットによる演奏になると明るさが増す。

ここで試聴できる。

Jack Sheldon (tp) #10-12
Joe Maini (as,ts)
Kenny Drew (p)
Leroy Vinnegar (b)
Lawrence Marable (ds)

#01 Talkin'-Walkin'
#02 In The Prescribed Manner
#03 Prelude To A Kiss
#04 Wee-Dot
#05 Hidden Channel
#06 Deadline
#07 I'm Old Fashioned
#08 Minor Blues
#09 Walkin'-Talkin
#10 It's Only A Paper Moon
#11 Leroy's Blues
#12 Contour

November/18,December//1955 (Pacific Jazz)

#01-ミディアム〜アップテンポの演奏。ウオーキングベースソロがある。
#02-アップテンポの演奏。ドラムとのチェイスあり。
#03-2分近いピアノソロで始まるスローテンポの演奏。4分過ぎからラストまでの1分半もピアノソロで,ほとんどピアノソロ。
#04-アップテンポの演奏。ウオーキングベースソロ,アルトサックスとのチェイスが入る。
#05-アップテンポの演奏。アルトサックスのソロ,ピアノソロ,ドラムとのチェイスあり。
#06-アップテンポの演奏。テナーサックスソロ,ピアノソロがある。
#07-スローテンポの演奏。アルトサックスソロがあり,アルトサックスが大きくフィーチャーされている。
#08-ミディアムテンポの演奏。ピアノソロ,アルトサックスソロ,ウオーキングベースソロがある。
#09-ミディアムテンポの演奏。ピアノソロ,テナーサックスソロ,ウオーキングベースソロあり。
#10-ミディアム〜アップテンポの演奏。アルトサックスソロ,トランペットソロ,ピアノソロ,ウオーキングベースソロ,ドラムとのチェイスが入る。
#11-ミディアムテンポの演奏。アルトサックスソロ,トランペットソロ,ピアノソロがあり,ウオーキングベースソロでは音が小さくなる。
#12-ミディアム〜アップテンポの演奏。アルトサックスソロ,トランペットソロ,ピアノソロ,ウオーキングベースソロがある。

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