好きな作家-カール・ハイアセン-
Carl Hiaasen (カール・ハイアセン) は,1953年フロリダ生まれ。
地元新聞「マイアミ・ヘラルド」の敏腕記者で,作家デビューは,同じく「マイアミ・ヘラルド」の海外通信員であったウィリアム・D. モンタルバーノとの共著「麻薬シンジケートを撃て」であった。
単独デビュー作は「殺意のシーズン」で,観光の名を借りた乱開発に怒りを覚えたテロリストの話。
第2作の「大魚の一撃」は,以前に当ブログで紹介した。
何とも風変わりで奇妙な人物が登場する破天荒でユーモアあふれる面白い話を読みたい方にはお勧めの作家の一人である。
「復讐はお好き?」は英国推理作家協会が主催するCWA賞の部門の一つであるシルバー・ダガー賞を2005年に受賞している。
<主な著作>
Tourist Season (1986)「殺意のシーズン」
Double Whammy (1987)「大魚の一撃」
Skin Tight (1989)「顔を返せ」
Native Tongue (1991)「珍獣遊園地」
Strip Tease (1993)「ストリップ・ティーズ」
Stormy Weather (1995)「虚しき楽園」
Lucky You (1997)「幸運は誰に?」
Sick Puppy (1999)「トード島の騒動」
Basket Case (2002)「ロックンロール・ウィドー」
Skinny Dip (2004)「復讐はお好き?」
Nature Girl (2006)「迷惑なんだけど?」
Star Island (2010) 未訳
「殺意のシーズン」カール・ハイアセン
「大魚の一撃」が気に入り彼の処女作である本書を購入したが,ほぼ期待通りの出来で満足であった。常夏のサウスフロリダで繰り広げられるテロ活動と,彼等の行動に敢然と挑む元新聞記者の非力な私立探偵という図式は古典的であるが,黒人の元フットボールの名選手,大金持ちのインディアン,爆弾作りの名人のキューバ人,そして新聞社のコラムニストのテログループの4人の個性とテロ活動が何ともシュールで,これまでにない作風の作品で楽しめた。フロリダという土地や,そこに生きる人間が生き生きと描かれているあたり,著者がフロリダの現役の新聞記者であることが頷ける。

地元新聞「マイアミ・ヘラルド」の敏腕記者で,作家デビューは,同じく「マイアミ・ヘラルド」の海外通信員であったウィリアム・D. モンタルバーノとの共著「麻薬シンジケートを撃て」であった。
単独デビュー作は「殺意のシーズン」で,観光の名を借りた乱開発に怒りを覚えたテロリストの話。
第2作の「大魚の一撃」は,以前に当ブログで紹介した。
何とも風変わりで奇妙な人物が登場する破天荒でユーモアあふれる面白い話を読みたい方にはお勧めの作家の一人である。
「復讐はお好き?」は英国推理作家協会が主催するCWA賞の部門の一つであるシルバー・ダガー賞を2005年に受賞している。
<主な著作>
Tourist Season (1986)「殺意のシーズン」
Double Whammy (1987)「大魚の一撃」
Skin Tight (1989)「顔を返せ」
Native Tongue (1991)「珍獣遊園地」
Strip Tease (1993)「ストリップ・ティーズ」
Stormy Weather (1995)「虚しき楽園」
Lucky You (1997)「幸運は誰に?」
Sick Puppy (1999)「トード島の騒動」
Basket Case (2002)「ロックンロール・ウィドー」
Skinny Dip (2004)「復讐はお好き?」
Nature Girl (2006)「迷惑なんだけど?」
Star Island (2010) 未訳
「殺意のシーズン」カール・ハイアセン
「大魚の一撃」が気に入り彼の処女作である本書を購入したが,ほぼ期待通りの出来で満足であった。常夏のサウスフロリダで繰り広げられるテロ活動と,彼等の行動に敢然と挑む元新聞記者の非力な私立探偵という図式は古典的であるが,黒人の元フットボールの名選手,大金持ちのインディアン,爆弾作りの名人のキューバ人,そして新聞社のコラムニストのテログループの4人の個性とテロ活動が何ともシュールで,これまでにない作風の作品で楽しめた。フロリダという土地や,そこに生きる人間が生き生きと描かれているあたり,著者がフロリダの現役の新聞記者であることが頷ける。
