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「夜を希う」マイクル・コリータ (創元推理文庫)

あまり期待しないで手にしたものの,数頁読んだ時点で物語の中に引き込まれ,読み終えた後に「面白かった」と感じる小説に出会うことがたまにある。

本作品も,そのような至福の読書時間を過ごさせてくれた一冊である。

留置場から出てきた作家志望の男性,この男性に「デヴィンが戻ってくる」という電話が亡き父の友人から入り,ある思いを胸に男性は辺鄙な湖を目指す。

しかし,目的地の近くで自動車事故を起こしてしまい,事故の相手方と一緒に町の修理工場に行く。

という導入部分から,物語後半での湖での闘い,さらに衝撃的なラストまで飽きさせない。

主人公の男性の動向を追い続けいている亡き父の同僚のFBI捜査官,男性に電話をかけてきた初老のガイド,父の病気のため修理工場のボスとして生きる女性,修理工場に勤める男性,事故を起こした男を追う謎の2人組,フロリダのギャングとその妻,といった何とも魅力的,かつ,存在感溢れる人物造形も見事である。

夜を希う

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