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「失われた私」フローラ・R. シュライバー (ハヤカワ文庫)

16もの自我を持つ多重人格の女性の物語である。
600頁に及ぶ大作だが,途中でだれることなく驚き感心しつつ一気に読み終えた。
読み終えたときに感じたのは人間の不可思議さと面白さであった。
自分では一個の人格を持った私と信じているが本当にそうだと言えるのか,私という意識の連続性は何によって保証されるのか,人間は本来多重人格的存在ではないのかというような様々な想念が頭をよぎった。
このシビルという女性は1923年生まれのアメリカ人であり,1955年から1965年の11年間をかけて一つの自我に統一すべくウィルバー博士が治療したことを考えると,この本を通してアメリカという国が見えてくるのもまた確かなことである。

失われた私

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