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好きな作家 -ハーラン・コーベン-

Harlan Coben (ハーラン・コーベン) は,1962年アメリカのニュージャージー州生まれ。
大学を卒業後,旅行会社に務める。1990年に「Play Dead (未訳)」で作家としてデヴューする。1995年にはスポーツ・エージェントであるマイロン・ボライターを主人公とする「Deal Breaker (沈黙のメッセージ)」でアンソニー賞の最優秀ペイパーバック賞を受賞,シリーズ化される。
このマイロン・ボライターを主人公とするシリーズは,第1作でフットボールを,第2作ではテニス,第3作はバスケットボールというように,作品毎に異なるスポーツの世界を舞台背景にしていることが特徴だ。
また,主人公はドラフトでNBAの強豪チームに指名され,将来を嘱望されるもデヴュー戦となるプレ・シーズン戦での事故で負傷,FBIの捜査官を経てスポーツ・エージェントを営むという経歴もユニークである。
さらに,彼を取り巻く人物も個性的で,その一人目は主人公の相棒である「銀の匙をくわえて生まれてきた」武道の達人にして財務アドバイザーのウィンザー・ホーン・ロックウッド三世 (通称ウィン) であろう。
二人目は,元人気女子プロレスラーの秘書エスペランサで,主人公と彼女のぼけとつっこみとも言うべき関係は微笑ましい。シリーズ第6作の「The Final Detail (パーフェクト・ゲーム)」で彼女は殺人の容疑者として逮捕される。
シリーズを通して登場するこの二人以外の,その作品のみに登場する脇役達も何とも魅力的である。
加えて,ウィットというかユーモアたっぷりの会話も,このシリーズを楽しいものにしている。
残念なことにこのシリーズ,翻訳されているのは第7作「Darkest Fear (ウィニング・ラン)」までで,第8作以降は未訳である。
シリーズ物は第1作から読むのが約束事であるが,強いて一冊あげるとすれば,第3作の「Fade Away (カムバック・ヒーロー)」がお薦めである。

カムバック・ヒーロー

NBAのスターになる夢を打ち砕かれた原因となったライヴァルとの出会い,マイロンが味わった悲哀と,これまで押し殺してきた感情の発露,目頭が熱くなってくる。
マイロン・ボライターを主人公とするシリーズ以外の作品は10作あり3作が翻訳されている。
翻訳されている3作のうち「Tell No One (唇を閉ざせ)」と「No Second Chance (ノー・セカンドチャンス)」の2冊を読んでいる。
両作品とも主人公が事件に巻き込まれ,ストーリーが一転二転して最後に大団円を迎えるというパターンを踏襲しているものの,まさにページターナーいや巻措く能わず。
彼のオフィシャル・ウェブサイトはここ

マイロン・ボライター・シリーズ
第1作「Deal Breaker (沈黙のメッセージ)」1995年
第2作「Drop Shot (偽りの目撃者)」1996年
第3作「Fade Away (カムバック・ヒーロー)」1996年
第4作「Back Spin (ロンリー・ファイター)」1997年
第5作「One False Move (スーパー・エージェント)」1998年
第6作「The Final Detail (パーフェクト・ゲーム)」1999年
第7作「Darkest Fear (ウィニング・ラン)」2002年
第8作「Promise Me (未訳)」2006年
第9作「Long Lost (未訳)」2009年
第10作「Live Wire (未訳)」2011年

シリーズ外
「Play Dead (未訳)」1990年
「Miracle Cure (未訳)」1991年
「Tell No One (唇を閉ざせ)」2001年
「Gone For Good (未訳)」2002年
「No Second Chance (ノー・セカンドチャンス)」2003年
「Just One Look (未訳)」2004年
「The Innocent (イノセント)」2005年
「The Woods (未訳)」2007年
「Hold Tight (未訳)」2008年
「Caught (未訳)」2010年

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