この人,この1枚 -第6回-
Chick Corea「Return To Forever」

Chick Corea (チック・コリア) 本名 Armando Anthony Corea (アルマンド・アンソニー・コリア) は,1941年アメリカのマサチューセッツ州チェルシー生まれ。
高校卒業後,ジュリアード音楽院に進学。
1964年に Blue Mitchell (ブルー・ミッチェル) のグループに参加,1968年後半には Herbie Hancock (ハービー・ハンコック) に替わり Miles Davis (マイルス・デイヴィス) のバンドに加入,「Filles De Kilimanjaro」「In A Silent Way」「Bitches Brew」「A Tribute To Jack Johnson」「Miles Davis At Fillmore」などのアルバムでエレクトリック・ピアノを演奏する。
1970年にマイルス・デイヴィスのバンドを脱退,ベースの Dave Holland (デイヴ・ホランド),ドラムの Barry Altschul (バリー・アルトシュル) と「Circle (サークル)」というグループを結成する。
そして,1971年に Return To Forever (リターン・トゥ・フォーエヴァー) という名前のバンドを立ち上げる。
本アルバムはリターン・トゥ・フォーエヴァーのデビューアルバムで,1972年2月2日と3日に録音された。
エポックメイキングなアルバムであるとともに,いつ聴いても爽やかで心地よいサウンドは永遠のものである。
チック・コリアのエレクトリックピアノ,Joe Farrell (ジョー・ファレル) のフルートとソプラノサックス,Flora Purim (フローラ・プリム) のハスキーな声,Stanley Clark (スタンリー・クラーク) のベース,そして,Airto Moreira (アイアート・モレイラ) のドラム,あるいは,パーカッションが創り出す音の世界は何とも魅力的で素晴らしい。
中でも#4は演奏時間23分の大作で,ラストまで緊張感が持続する演奏で感動する。
曲の冒頭,アイアートのパーカッションが時々入るだけで,コリアとクラークによるピアノとベースのデュオが5分半ほど演奏され,ピアノとベースにフルートとパーカッションが加わる瞬間は感涙ものである。
ジャケットも演奏の雰囲気に合っている。
こことここ,そして「iTunes Store」で試聴できる。
彼のオフィシャル・ウェブサイトはここ。
Joe Farrell (ss,fl)
Chick Corea (p)
Stanly Clark (b)
Airto Moreira (ds)
Flora Purim (vo)
#01 Return To Forever
#02 Crystal Silence
#03 What Game Shall We Play Today
#04 Sometime Ago - La Fiesta
February/2,3/1972 (ECM)
#01-ミディアム~スローテンポの演奏。
#02-エレクトリックピアノのソロで始まるスローテンポの演奏。ソプラノサックスソロ,ピアノソロがある。静謐な演奏。
#03-ミディアムテンポの演奏。ボーカルが入る。フルートソロあり。
#04-ピアノとベースのデュオで始まるミディアム~スローテンポの演奏。ピアノソロの後15分あたりから熱を帯びた演奏になる。20分半あたりで演奏が終わるかと思うと,また,演奏が続くあたりがおもしろい。

Chick Corea (チック・コリア) 本名 Armando Anthony Corea (アルマンド・アンソニー・コリア) は,1941年アメリカのマサチューセッツ州チェルシー生まれ。
高校卒業後,ジュリアード音楽院に進学。
1964年に Blue Mitchell (ブルー・ミッチェル) のグループに参加,1968年後半には Herbie Hancock (ハービー・ハンコック) に替わり Miles Davis (マイルス・デイヴィス) のバンドに加入,「Filles De Kilimanjaro」「In A Silent Way」「Bitches Brew」「A Tribute To Jack Johnson」「Miles Davis At Fillmore」などのアルバムでエレクトリック・ピアノを演奏する。
1970年にマイルス・デイヴィスのバンドを脱退,ベースの Dave Holland (デイヴ・ホランド),ドラムの Barry Altschul (バリー・アルトシュル) と「Circle (サークル)」というグループを結成する。
そして,1971年に Return To Forever (リターン・トゥ・フォーエヴァー) という名前のバンドを立ち上げる。
本アルバムはリターン・トゥ・フォーエヴァーのデビューアルバムで,1972年2月2日と3日に録音された。
エポックメイキングなアルバムであるとともに,いつ聴いても爽やかで心地よいサウンドは永遠のものである。
チック・コリアのエレクトリックピアノ,Joe Farrell (ジョー・ファレル) のフルートとソプラノサックス,Flora Purim (フローラ・プリム) のハスキーな声,Stanley Clark (スタンリー・クラーク) のベース,そして,Airto Moreira (アイアート・モレイラ) のドラム,あるいは,パーカッションが創り出す音の世界は何とも魅力的で素晴らしい。
中でも#4は演奏時間23分の大作で,ラストまで緊張感が持続する演奏で感動する。
曲の冒頭,アイアートのパーカッションが時々入るだけで,コリアとクラークによるピアノとベースのデュオが5分半ほど演奏され,ピアノとベースにフルートとパーカッションが加わる瞬間は感涙ものである。
ジャケットも演奏の雰囲気に合っている。
こことここ,そして「iTunes Store」で試聴できる。
彼のオフィシャル・ウェブサイトはここ。
Joe Farrell (ss,fl)
Chick Corea (p)
Stanly Clark (b)
Airto Moreira (ds)
Flora Purim (vo)
#01 Return To Forever
#02 Crystal Silence
#03 What Game Shall We Play Today
#04 Sometime Ago - La Fiesta
February/2,3/1972 (ECM)
#01-ミディアム~スローテンポの演奏。
#02-エレクトリックピアノのソロで始まるスローテンポの演奏。ソプラノサックスソロ,ピアノソロがある。静謐な演奏。
#03-ミディアムテンポの演奏。ボーカルが入る。フルートソロあり。
#04-ピアノとベースのデュオで始まるミディアム~スローテンポの演奏。ピアノソロの後15分あたりから熱を帯びた演奏になる。20分半あたりで演奏が終わるかと思うと,また,演奏が続くあたりがおもしろい。