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昨年印象に残った本

昨年に読んだ本の中で,印象に残った本は次のとおり。

「人種とスポーツ」川島浩平 (中公新書)
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」増田俊也 (新潮社)
「ブラックアウト」マルク・エルスベルグ (角川文庫)
「カラシニコフ」松本仁一 (朝日新聞社)
「ならずものがやってくる」ジェニファー・イーガン (早川書房)
「落語の国の精神分析」藤山直樹 (みすず書房)
「「うまいもん屋」からの大阪論」江弘毅 (ミシマ社)
「理系の子」ジュディ・ダットン (文藝春秋)
「蜩の記」葉室麟 (祥伝社)
「数字の国のミステリー」マーカス・デュ・ソートイ (新潮社)
「アウトロー」リー・チャイルド (講談社文庫)
「荒天の武学」内田樹/光岡英稔 (集英社新書)
「1922」スティーヴン・キング (文藝春秋)
「スケアクロウ」マイクル・コナリー (講談社文庫)
「ブルックリン・フォリーズ」ポール・オースター (新潮社)
「なぜデザインなのか。」阿部雅世/原研哉 (平凡社)
「消えゆくものへの怒り」ベッキー・マスターマン (早川書房)
「評価と贈与の経済学」内田樹/岡田斗司夫 (徳間書店)
「「あなた」の哲学」村瀬学 (講談社現代新書)
「スナイパー」ハンス・ハルバーシュタット (河出書房新社)
「紳士の黙約」ドン・ウィンズロウ (角川文庫)
「テレビという記憶」荻原滋 (新曜社)
「極秘特殊部隊シール・チーム・シックス」ハワード・E. ワーズディン (朝日新聞出版)
「暗殺者の正義」マーク・グリーニー (早川書房)
「赤く微笑む春」ヨハン・テオリン (早川書房)
「この声が届く先」S. J. ローザン (創元推理文庫)
「夏を殺す少女」アンドレアス・グルーバー (創元推理文庫)
「ビッグ・ドライバー」スティーヴン・キング (文春文庫)
「ケンブリッジ・シックス」チャールズ・カミング (早川書房)
「終わりの感覚」ジュリアン・バーンズ (新潮社)
「ようこそグリニッジ警察へ」マレー・デイヴィス (早川書房)
「列車映画史特別講義」加藤幹郎 (岩波書店)
「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」オリバー・ストーン (早川書房)
「不屈の弾道」ジャック・コグリン/ドナルド・A. デイヴィス (早川書房)
「白雪姫には死んでもらう」ネレ・ノイハウス (東京創元社)
「特捜部Q カルテ番号64」ユッシ・エーズラ・オールスン (早川書房)
「シスターズ・ブラザーズ」パトリック・デウィット (東京創元社)
「神は数学者か?」マリオ・リヴィオ (早川書房)
「氷の闇を越えて」スティーヴ・ハミルトン (早川書房)
「世界の技術を支配するベル研究所の興亡」ジョン・ガードナー (文藝春秋)
「はいつくばって慈悲を乞え」ロジャー・スミス (早川書房)
「隣のマフィア」トニーノ・ブナキスタ (文藝春秋)
「ピアニスト」エティエンヌ・バリリエ (アルファベータ)
「殺人者の娘たち」R. マイヤーズ (集英社文庫)
「リ・インベンション」三品和広 (東洋経済新報社)
「壬生義士伝」浅田次郎 (文藝春秋)
「過去からの殺意」ヴァル・マクダーミド (集英社文庫)
「ジェイコブを守るため」ウィリアム•ランディ (早川書房)
「訣別のトリガー」アーバン・ウェイト (新潮社)
「クラッシャーズ」デイナ・ヘインズ (文藝春秋)
「帰郷」エース・アトキンズ (早川書房)
「「世界最速の男」をとらえろ」織田一朗 (草思社)
「甦ったスパイ」チャールズ・カミング (早川書房) 
「捜査官ポアンカレ」レナード・ローゼン (早川書房)
「スーツケースの中の少年」L. コパーブール/A. フリース (講談社)
「病の皇帝「がん」に挑む」シッダールタ・ムカジー (早川書房)
「11/22/63」スティーヴン・キング (文藝春秋) 
「シャドウ・ストーカー」ジェフリー・ディーヴァー (文藝春秋)
「レッド・スパロー」ジェイソン・マシューズ (早川書房) 
「暗殺者の鎮魂」マーク・グリーニー (早川書房)
「三秒間の死角」アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム (角川書店) 
「「黄金のバンタム」を破った男」百田尚樹 (PHP文庫)
「守備の極意」チャド・ハーバック (早川書房)

ベスト3は以下の三冊。
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」増田俊也 (新潮社)
「ブルックリン・フォリーズ」ポール・オースター (新潮社)
「ビッグ・ドライバー」スティーヴン・キング (文春文庫)

木村政彦 ブルックリン・フォリーズ ビッグ・ドライバー

凄いぞ! スマートペン

最近「リ・インベンション」三品和広 (東洋経済新報社) という本を読んだ。

著者はリ・インベンションを,

『ある製品について,いまとなっては解消できるようになったにもかかわらず放置されている不合理や,かつては合理だったもののなかに新たに芽生えた不合理を解消すべく,当該製品を特徴づけると長らく考えられてきた特性パラメーターを無視して,誰に,何を,どのように提供すべきものなのかにまで立ち返り,評価自体を作り替えること』

と定義する。

そして,代表的なリ・インベンションの製品として,9つの製品を取り上げている。

ホブディング社の自転車用ヘルメット
レボライツ社の自転車用灯火装置
ライブスクライブ社のスマートペン
OXO社のキッチン用品
ダイソン社のエアマルチプライアー
アップル社のiPad
タカラトミー社のベイブレード
ネスレ社のネスプレッソ
SONY社のウォークマン

この中で最も驚き,手に入れたくなったのが「ライブスクライブ社のスマートペン」である。

このスマートペン,シンプルな三つの機能を打ち出すことで,手書きにもPCにもなかった利点を作り出すことに成功した。

その三つの機能とは,

録音と再生
保存と検索
共有

スマートペンの持つ「録音と再生」機能とは,

スマートペン専用ノートの「録音」ボタンに触れると,ペン内蔵のマイクが録音を開始するので,話し手の話を聞きながら普段通りにノートをとり,話しが終わったら「停止」ボタンに触れる。

その後,話しの内容を振り返ろうとするときは,ノートに描いた自分の文字や図をスマートペンでタッチするだけで,その文字や図を描いたときの,話し手の声を再生してくれる。

何と魅力的で凄い機能であろうか。

この機能は,ペン先に格納された小型カメラが,専用ノートに印刷されたドットのパターンを読み取ることでペン先の動きを追跡,専用ノートには0.3ミリ幅の格子状のドットが上下左右に微妙にずれて印刷されており,そのズレが点のアドレスを識別,ペン先の動きはこのアドレスを使って記録する。

また,ペン先が描いた文字や図形は,ノートを取り始めてから,つまり,「録音」ボタンに触れてから何秒目に描かれたのかという時間情報とともに記録され,この時間情報がノートと音声を関連づけるリンクとなっていることによって実現される。

「保存と検索」機能とは,

ソフトウェアを使って記録内容をPCに転送後も,ノートと音声のリンクは保持されるうえ,ノートに文字や図形が描かれていく様子を再生することもできる。

さらに,スマートペンは手書き文字を認識するので,検索機能が働き,PC上で特定の文字列を検索すると,該当する個所が仮想ノート上でハイライトされる。

「共有」機能とは,

ノート上に二重線を引くと,スマートペンは命令を待つ状態になるので,二重線の上に「email」と書き込み,送りたいページをペン先で触れて選択し,送信先を選ぶだけで命令が完了する。

受信者は送信者と同じ機能をフルに活用できる。

スマートペンの公式サイトはここ

スマートペンの紹介記事はここ

スマートペン

えっ! 写真じゃないの?

モノクロ写真には独特の魅力がある。

ポートレイトなどはモノクロで撮影した写真のほうが,その人物の個性が浮き上がってくるように感じられる。

ここに,一見するとモノクロで撮影したように思われる画像がある。

モノクロ写真1

この画像,実は,鉛筆で描かれたものである。

描いたのはイタリア人の Diego Fazio 氏。

一枚の絵を描くのに約200時間かけるという。

彼のサイトはここ

スタンリー・キューブリック幻のデビュー作

スタンリー・キューブリックのデビュー作は「非情の罠」とされていたが,それ以前に彼が監督した映画があった。

それが,「恐怖と欲望」で,初公開日は1953年3月31日

完璧主義のキューブリック自身が「アマチュアの仕事」として封印していたが,この度,日本でロードショウ上映されることになった。

架空の戦争を舞台にした,攻撃を受けて敵地の森へ墜落した4人の兵士の物語。

脚本は「非情の罠」「ジョーズ2」のハロルド・サックラー,出演者は「非情の罠」に出演,「ハリーとトント」などを監督したポール・マザースキーら。

大阪は「シネヌーヴォ」で5月11日より公開される。

乞うご期待。

詳細はここ

その予告編



7分で聴く音楽史

5万年の音楽史を,わずか7分に凝縮した動画。

音楽が流れる中,音楽史のイラストがすらすらとホワイトボードに描かれていく。

大昔のリズム,音階の誕生,教会音楽,バッハ,モーツァルト,ジャズ,そしてロック。

もちろんプレスリー,ビートルズのナンバーも流れる。



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